法的通知

バイオダイナミック(生体力学)

 

この用語はSteiner(シュタイナー)が、人間と自然の相互作用を概念化するために提唱した用語です。

 バイオダイナミックオステオパシーでは、施術者が、患者に触れることで、患者の(バイオダイナミックな)健全の力に耳を傾けることに集中します。

汚染のない自然な場所にいる際が、人間の健全の力が最適化されるという原理に基づき、施術者は、自らの存在と患者に触れる事を通して、健全と癒しが最大限の能力を発揮するために必要とする環境にできるだけ近い環境を、体現する必要があります。ある意味、神になろうとしているわけです!

 

バイオダイナミックな健全の力は、注意深くその声に耳を傾けられる環境が整って初めて発現する、という知性を有しています。

この施術法では、環境が全てであり、施術者自身が環境になるわけです。

 

一度働きかけらえると、この知性は施術後も長く続きます。

例えるなら、眠っていた内なる医者を目覚めさせるようなものなのです!

自然と患者の力の相互作用による療法です。

 

健全

 

バイオダイナミックの概念において、健全は元来の状態を維持することを可能にする力を全て合算したものと考えます。

オステオパシーでは、これは第1次呼吸システム(MRP)という概念として捉えています。なぜなら、(一定でゆったりした)呼吸のリズムは肺呼吸より先行するからです。

この概念については、議論が絶えないこともあり、私はバイオダイナミック的な力または手の組織における発現について話していきたいと考えています。

 

Erich Bleischmidtの発生学的観点を紐解くと、運動を続ける健全に対して適応しうる、このバイオダイナミック力の起源と誕生を理解することができます。

彼の研究は、環境からの影響を示しています。

バイオダイナミックな観点からみると、この力と健全は、生命、構造そして成長の発達の起源において、全く同一なのです。

そして、この力は必要に応じて元来の状態の維持および治癒を担います。

この力は、調性、質感そして一定のリズムを持つ正確な電磁場を有しています。

健全は、神経系を含む組織において、一定のリズムと一貫性を持った調和を出しています。施術者はこれを感知することが出来、施術者が二重注意で耳を傾けるという作業の一部は、この調和を感知することでもあります。

オステオパシーでは1次呼吸(RP)という用語によって概念化されたこの健全は、不調に苦しむ身体の電磁場によって抑制されることがあります。

ほぼ沈黙をしているとはいえ、この健全は常に存在しており、施術者の特別な注意力で、健全が「potency(効力、潜在力)」を引き出し、組織を変容させ、そして治癒へ導くことを可能にします。

 

静けさ

 

バイオダイナミックな力がその力を発揮し組織を変容させるために必要な深い静けさの状態。

患者、施術者、治療の場所そして周囲の自然が同調して得られる絶対的な静寂。

健全が、その力を高めるために自然の力と触れることが出来る「場所」でもあります。

 

フルクルム(支点)

 

健全が作用しその力を発揮するために使用するテコの支点のような支えるポイント。当然、様々なタイプのフルグルムがあります。

 

 

不調に苦しむ身体(CS)

 

歪み、損傷、苦痛の電気的結果。手で感じるのですが、特にあなたが「ニュートラル」の状態でない場合、あなた自身の存在を妨げるようです。

固さや緊張を感じるでしょう。

安定したゆっくりとしたリズムではなく、うっ血または速く不規則なリズム。

組織内の調和が見られない。

このCSの状態は局部的であるか、または、患者さんの身体全体に見られます。

CSは非常にピンポイントで力学的な苦痛に関連していることもあれば、「未解消」なことと関係していることもあります。

この場合、終わらせることが出来ていないことにリンクしている象徴性に応じて局所的に発現、または身体全体に発現することもあります。過度のストレス(太古的な恐怖)の場合は神経系に現れることもあります。

CSが健全の発現を妨げている場合は、生体力学的な力を施術中および将来の施術にむけて開放するために、このCSを排除するための浄化・除去のセレモニーを行う必要があります。

 

 ニュートラル

​エゴの力が健全の発現を妨げない状態。

表面的なストレスから解放されている状態。

弛緩、副交感神経緊張症の状態。

シャーマニズムの世界では、警戒する力が除去また一掃された状態のことを指します。

重力が、苦しみの電磁波及び/または精神の電磁波の力のバランスをとることが出来る状態。

ニュートラルの深さには段階があります。

求める癒しのレベルにあわせて、ニュートラルの深さも変わってきます。

このニュートラルの状態がなければ、健全が組織を変容させることは出来ません。

生体力学的な力もその潜在力を増大させることができません。

ニュートラルは、患者・施術者双方に必要な状態です。

 

 

トランスミューテーション(変容)

ある物質が別の物質へ変化する現象を示す用語。

原理物理学では、原子核を修正することで、ある原子要素が別の原子要素に変換されることを指す。

オステオパシーの偉大なる先人(特にスティルとサザーランド)がオステオパシーの発達に貢献した時代は、錬金術の時代と時を同じくしています。「トランスミューテーション」や「実体変化」という用語は、鉛を金に変化されるという現象を指すわけではなく、施術者の手が感じる知覚の変化を説明するための用語として現在も使用されています。

例)高密度から流動性へ、または、繊維状からゲル状など。

 

固有の潜在力

 

 固有の潜在力または「Potency(効力、潜在力)」とは、バイオダイナミックオステオパシー施術者を介して、自然と宇宙の力に本質的に属する力強いエネルギーの源にバイオダイナミックの力が再び繋がった時に、その

持っている全ての潜在的な力を発揮すること。

二重注意

 

バイオダイナミックに適した施術者の瞑想状態。

施術者が患者さんとシンクロ状態にありながら患者さんに触れる際、その注意はバイオダイナミックな健全の力にむけられるだけではなく、動的不動と呼ばれる、より大きなものに向けられ、これがセッション中およびセミナー中に向上します。

 

接触と注意の双方がそろうことで健全が「成熟する」ことができる訳です。

 

施術者は、手の感覚で識別する内容に応じて、二重注意の尺度や割合をいつでも変更することができます。つまり臨床にのみ基づいて進めます。

 

 未解消

 

 無意識レベルと意識レベルで表現されていないもの。

以下のものと関連している可能性があります。

-現時点または過去の環境的背景

-体験した際に表現をすることが不可能であった感情的なショック

-家族間で言えていないこと、または、秘められていること

-集合無意識の感覚

-その他、沢山の言えていないこと!

 

感情として表現出来ていないものは、振動という形で私達の中に内包されています。エピジェネティクス、ホルモンやその他の多くの心身メカニズムが、症状、疾患、行動障害その他の神経症という形に、この振動を変容させるのです。

私達は皆、身体に具体的に現れる可能性のある未解消なものと一緒に生きています。

浄化及び除去

 

 シャーマン文化において、よく使用される用語。

浄化によって、すべての有害な振動形態を取り除き、永久的にまたは健全力が発現するための時間と空間を得るための一定期間にわたって患者さんを解放します。

この浄化は、主に未解消そして表層に現れていない感情に関わります。

セッション中は異なる手法が使用されることがあります。手法の選択は診療所、患者さんのプロフィール、セッション中の組織認識をベースに行います。

 

施術後に儀式を行うこともあり、これによって未解消/身体の苦しみの除去を継続して行うことが出来ます。問題が発生した場所を活性化させるために、患者さんを通常の時空から切り離すことも可能です。

埋もれていた感情を生きることが出来るようにする、ということが浄化・除去の鍵となります。